[X8X8 D18M6]
Back log No.6-再生時間 03:55

006「みんな!今日はカリマーでアルの披露宴よ!!」
女中A「王…もうこれで18日連続ですよ。民のお祝いに王が駆けつけるのは夫妻にとっては光栄かと思いますが、私達にも限界が…」
006「ちょっと…!ここではその呼び方はナシっていつも言ってるでしょ。」
女中A「う…分かりましたよ、姉さん」
女中B「でも…私達もこれで18連勤って事になりますよォ?姉さんには…疲れるって概念、無いんですか?」
女中C「そうですよ姉さん、幾ら何でも」
006「まあ!貴女達はこの素晴らしさがわからないの?ああ、六月は素晴らしいツキね。素敵なお祝い!本当は全て向かってあげたいけど…」
女中A「うっ…」
女中B「ええと…」
女中C「そ、それは流石に…」

006「貴女達ほら早く準備よ!王宮の仕事は今日も男達にやらせればいいわ!早くしないと遅刻しちゃう!」
女中達「「はい…」」
006「貴女達…どうしてそんな顔をするの?疲れてなんかいられないわ、お祝いですもの!」
女中B「姉さん…気になってたんですけどぉ、他の国の王様はもっと威厳というか…進んで民の祝い事に行かないというか、こう…ある程度距離感があるのでは?姉さんは何というか…積極的過ぎるというか」
006「あら、そうかしら。みんな喜んでくれるわよ。」
006「それに私達姉妹機は皆んな基本的に民とは仲良しよ?コーネリアスは騎士達と毎日一緒だし、クラウは…まあ置いておいて、ユリウスなんか農家の家族をたくさん集めてパーティまでしているって!ヴァレリウスも…普段はああいう子だけど、本当は子供が大好きなのよ。センプロニアスだって科学者達から慕われているし、ドミティウスだって…いや、あの子は…ちょっと苦手かしら…」
女中C「姉さん、今日はおしゃべりですね…」
女中A「でも私達、他の国と違って国交が薄いじゃないですか。」
006「私達の国は基本自給自足で暮らしているのだからそれでいいのよ。…まあ場合によっては?コーネリアスの騎士達の派遣要請だったり、ユリウスの支援は必要かもしれないけど…」

女中A「姉さんは、どうしてそんなに…ほぼ初めて会う民達だったとしても、お祝いには行こうとするのですか?王を招くというのは民にとっては光栄極まりないでしょうが、姉さんにも仕事が…」
006「ふふ。私の仕事はこれなのよ。『新しい可能性の誕生には祝いの賛歌を、古き名前と思い出には強固な絆を』でしょう?」
女中C「我が国の国訓ですね。」
006「そうよ。人を祝うという事は、自身の持つ幸せの可能性を分け与えるという事なの。本当よ?」
女中B「まぁ分かりますけど、、それとこの疲れとは関係ないんじゃ」
006「あら、あらあら、疲れですって?そんなもの私は知らないわ。」
女中C「それは…姉さんだからでは…」
006「何か言った?」
女中C「いえ、何も…」

006「とにかく!いま重要なのは『幸せの形を目に焼き付ける事』よ。そうすれば私達の心は永遠に生き続けられるのよ!肉体の衰えは逃れられないけど、その心は幸せの形を明らかにすればするほど『完全な物に近くなって行くわ』」
女中A「出た、ポエム…」
女中B「姉さん、それ昨日から合わせて15回は言ってるよ…」
女中C「私自身も早く…結婚…しないとなあ…」

006「…うふふ、聞こえてるわよ。」
女中達「「すいません…」」

006「あら、もうこんな時間よ!!早くみんな着替えて!!アルは気が細い子なのよ、遅れてしまっては心配させてしまうわ!」
女中A「ほ、本当に行くんですか…」
006「当たり前よ!ホラ早く!私ももうオメカシは出来てるわ!」
女中A「おめかし…?」
女中B「姉さんのおめかしって…」
女中C「あの鎧についてるリボン…?」
女中A「なら…ちょっとセンスに疑問がある…かな。」
女中B「まあでも…姉さんがファンデとかしたら、すぐ落ちちゃうんじゃ…鋼だし…」

006「…聞こえてるわよ」
女中達「「…すいません……」」

-王宮内式典用ホール 2F準備室 休日の朝
監視カメラの映像
【::#VIと王室女中達の会話より】